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2016-03-20

Quotation #6 / 入念な計画

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ドナルド・ギャスキンズ&ウィルトン・アール 「死刑囚ピーウィーの告白〜猟奇殺人犯が語る究極の真実」より引用
Text quoted from “FINAL TRUTH – THE AUTOBIOGRAPHY OF A SERIAL KILLER” by Donald Gaskins with Wilton Earle

“俺はいろんなモノを買いはじめた。そいつをズックの袋に入れてシッパー・ケースやライフルと同じように、いつもクルマに乗せておこうってわけだ。
一カ所でたくさん買い物するのは避けた。面が割れてない土地で、一度にひと品ずつ買うことが多かった。コロンビアの質屋では手錠を買った。ほかの町ではチェーンやロープや配管工事用の強力なダクト・テープを買った。
金物店に入ると中をぶらついて、いろんな道具や材料の本来の使いみちとはちがう利用法を考えるーーそれが趣味みたいになってきた。こうして買い足していったのが、水道ホースと手押しポンプ、携帯用の溶接バーナー、硫酸、ライター、金づちに手斧、千枚通し、ケーブルといったものだ。
またやることについて、迷いはまったくなかった。なにも考えなかったと言えば、ウソになる。法の番犬連中が殺人を、レイプや泥棒や盗難車の解体より重大な犯罪と見てることは知っていたからだ。だがそんな危険も、一生悩まされてきた激痛の発作が消えてなくなると思えばものの数じゃなかった。
気がかりはただ一つ、万全の準備をととのえることだった。あらかじめ入念な計画を立て、その場しのぎになりかねない要素は消しておくこと。
土日には何度も海岸線を走った。ヒッチハイカーを探すためじゃない。あちこち下見をするのが目的だ。たとえばピー・ディー河の入り江ぞい、昔イトスギの伐り出しをやっていたところの近くでは、沼の多い湿地帯の奥へ何キロも分け入っていく古い林道がいくつも見つかった。
いいスポットが多すぎて選ぶのがむずかしいくらいだった。
幹線道路からすぐに行けるが、近すぎもせず、人目についたり声を聞かれたりする心配のない場所をいくつか決めた。もう一つ欠かせない条件は、死体を埋める手ごろな場所が近くにあることだった。”